介護サービスを利用しながらの飲酒、喫煙について
介護サービスを利用しながら、飲酒や喫煙はできるの?
飲酒や喫煙の習慣は、個人によってはなかなか止められないものです。
介護サービス利用にあたり、飲酒や喫煙はできるのでしょうか?
施設を利用する場合
施設に入所している場合は、施設の種類によって違いがあります。
例えば「介護老人保健施設」など一定の医療ケアが必要だったり、リハビリテーションが目的の場合は、禁止されていることがあります。
また、運営規定で定める介護職員が少ない場合、大勢の利用者に質の高いサービスを提供するためにも個々の嗜好に特段の対応をすることが困難な場合があります。
利用者1人あたりの職員配置が充実している「グループホーム」や、軽度者が利用する「有料老人ホーム(介護付、健康型)」「軽費老人ホーム(ケアハウス)」「サービス付き高齢者向け住宅」などは一定の条件で飲酒や喫煙が認められていることもあります。
在宅サービスでの飲酒や喫煙について
飲酒については、特段の事情がない限りサービス利用中は控えていただくことになると思います。
介護保険の利用は「介護事故(不遇にも要支援・要介護状態になってしまった)」状態を改善し、あるいは維持向上をめざしたり、介護の負担を軽減するための「助け合いの制度」であるからです。
飲酒により転倒のリスクが高まったり、健康状態が不安定になってしまったり、正常な判断ができなくなることを防ぐため、ご協力をお願いします。
ホームヘルプサービス(訪問介護)利用中の喫煙について
当「そらまめ介護」ホームヘルプサービスにおきましては特段の事情がないかぎり、サービス利用中の喫煙はご遠慮いただいております。
喫煙時、火気の取り扱いや誤嚥、喫煙後の始末など、見守りや安全確認をおこなう必要があるためで、こうした行為が介護保険給付の対象でないからです。(※1)
通所介護等では、指定された喫煙所等での喫煙など一定の条件により認められている場合があります。
※1 訪問介護‥「居宅において介護を受ける者の居宅における、入浴・排泄・食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活などに関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の世話」(法第8条2項・施行規則5条)